8/17 Pulau Ubinへ

今日は、シンガポールの離島、ウビン島にサイクリングに行きました。

 

ウビン島は100人に満たない村民がのんびりと暮らしている島で、シンガポール最後の「カンポン」と呼ばれています。チャンギ空港からポンポン船で10分の手付かずの自然が残る島です。かつては花崗岩採石場でしたが、現在は、絶滅危惧種が多数生息する自然保護区になっています。

 

まずは、MRT東西線でBukit Merah駅まで行き、そこから2番バスでChangi Point Ferry Terminalを目指します。

昼頃にターミナルに到着し、チャンギビレッジで昼食。

いつものようにホーカーで昼食。

 

本日は、海南カレーをいただきました。

こちらはチキンライスと同じく、海南島から福建系の人々が持ち込んだとされるチャイニーズのローカルフード。ダシのきいた黄色い中国カレーにクリスピーに揚げた豚肉や鶏肉が添えられる、中国版のカツカレー、といったところ。シンガポーリアンにはポピュラーなローカルフードです。

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 3.2SGD。ご飯も多めで味付けもよし。文句なし。普通に美味しかったです。

イカレーというよりは、日本のカレーにココナッツを混ぜた感じです。

 

腹ごしらえもしたところで、フェリーターミナルからウビン島へ向かいます。

この小さい建物がターミナルで、実はマレーシアまでの国際線も出ているのが驚き。

 

建物を入って、右のウビン島と書かれた方に進みます。

 

ボロ屋敷で船をまち、12人集まった出発というスタイル。

 

ボロいポンポン線に乗り込むと、集金のおばさんに3SGD支払います。

 

到着して、桟橋から入島します。

 

入ってすぐに多くのレンタサイクルの店があり、小さな町があります。

今日は、7SGDでマウンテンバイクをレンタルして、島を観光することにしました。

 

レンタル屋から少し走ったところにある海岸。シンガポール本島が見えます。

釣りをしにきたおじさんや、林間学校に来たシンガポール人がたくさんいました。

一方、海外からお観光客はほとんど見かけませんでした。

 

途中で、ココナッツを売っている店があるので休息。

やっぱり、ココナッツミルク、好きじゃない。

 

舗装されていない道をマウンテンバイクで走るのは爽快です。

途中イノシシにも遭遇しました。

 

トレールの横に広がるマングローブ林。

 

島の北部に到着すると向こうに見えるのは、マレーシア。

不法越境を阻止する為、木製の柵が設けられています。

 

次は、島の西部に移動。道中、大きな湿地帯を発見しました。

 

西部には、海岸を走る遊歩道があります。今日は午前に大雨が降ったおかげで晴天。見晴らしは最高。干潮時にはヒトデやカニなどが現れるらしい。

シンガポールの喧騒を離れて、ゆっくりと流れる時間に身を任せ、海沿いをプラプラ。

 

帰り際には、野生の猿にも遭遇。

 

 自転車を返却して、いざ本島へ帰還。

 

ウビン島と自然について

シンガポールは未来都市のようなイメージを持つ人も多いと思うのですが、シンガポールは「garden city」とも呼ばれる自然溢れる国です。都市計画の一環に、緑化計画が盛り込まれ、綿密なプランに沿って築き上げられているからです。その為、計画都市の一部として、郊外だけでなく都心にも人工的な自然が整備されています。

今回訪れたウビン島はその都市計画として整備されたものではなく、昔から残る原始的な自然です。人工都市と呼ばれるシンガポールの中にも手付かずの自然が残るウビン島は、MTBを楽しみたい方にとっても、自然を楽しみたいか方にとってもオススメの観光スポットです。

 

PS

マウンテントレイルを走っている時、間違って私有地に入ってしまい、飼われている猟犬2匹に追いかけられました。自転車で走ってなんとか振り切りましたが、もし噛まれていたらと思うとゾッとします。足を食いちぎられたとか、狂犬病に感染したら、、。

ここ数年で一番怖い思いをしました。ウビン島に行かれる際はくれぐれも私有地に入らないように。